長年、歯科医療の現場に携わってきて感じていることがあります。それは、一昔前と比べて、歯科医療の技術が格段に進歩したということです。
これまで虫歯の治療は、予防の意味も兼ねて、虫歯の周りの歯も一緒に大きく削ることが一般的でした。しかし今は、「削る必要のない歯は削らない」という考えがメジャーとなり、大きく、たくさん削ることはだんだん少なくなってきました。
普段は口の中に隠れているのでわかりづらいですが、歯は人間の身体の大切な一部です。当たり前ですが、人工的なものを入れたり詰めたりするより、本来の自分の歯が残っているのが、身体の機能的には一番自然なのです。
これらのことを踏まえ、当院では、患者さまのご意向を最大限考慮しながらも、なるべく健康な歯は削ることなく残せるよう、治療を進めてまいります。

○1957年7月21日
群馬県生まれ。日本歯科大学を卒業後、医療法人の歯科医院にて長年勤める。
○2004年
千葉県市川市に「おおの歯科」を開業。以来、地元に住む若い方からお年寄りの方まで、広く治療をおこなっている。